1925年より続く美しい南チロルの「ピュアな美味しさ」

ロアカーには、たくさんのストーリーがあります。まずは、私たちの誕生の話から始めさせてください。

スクロール
ロアカーの歴史
19 25

1925

イタリアのボルツァーノで、アルフォンス・ロアカーがベーカリーを開業

”未来を形作るには、大きな夢を描くことが必要だ。” と、人はよく言います。 

アルフォンス・ロアカーには夢がありました。彼は少年の頃から働いていたボルツァーノのベーカリーを1925年に買い取ることで、その夢を叶えました。絶品な甘いクリームがたっぷりと詰まった、薄くてサクサクとした食感が決め手の ”ボルツァーノ・ウエハース” を初めて作ったのは、まさにこのアルフォンスでした。 

19 40

1940

1925年-1945年:パッケージ化されたロアカーウエハースが初登場

アルフォンスが自ら厳選したこだわりの素材と、ペーストリー職人として磨いた腕で作られたウエハースはすぐさまに人気を集め、彼のビジネスは徐々に成長し始めました。

19 58

1958

第ニ世代への継承

息子のアーミン・ロアカーはファミリービジネスに貢献したいと強く願っていました。ペーストリーシェフの資格を取得し、海外で経験を積んだ後、彼は1958年に父親の経営するこの会社の生産マネージャーに就任しました。そして、10年後に加わった妹のクリスティーネも、管理と流通の責任者として先見の明のあるアプローチで会社の発展に寄与しました。 

19 67

1967

1967年-1969年:変化の時代

オートメーション化されたウエハース専用オーブンの初導入をきっかけに生産量は飛躍的に増えました。また、鮮度の維持が可能な新パッケージのおかげで輸出量も次第に拡大していきました。新しいアーチ型のクーリングシステムだけではなく、他にも気の利いたアイディアを取り入れることで、ロアカーのペーストリービジネスは、南チロルで最も重要な産業の一つに成長しました。 

19 74

1974

開業場所は標高1000m

1974年に、ロアカーは工房を標高1000mに位置するアウナ・ディ・ソットのレノンに移しました。ヘアピンカーブのあるアルプスの曲がりくねった道は、経営上煩わしいこともありましたが、働く人たちの気持ちを高めてくれるシリアール山の美しい風景と、新鮮で澄み切った空気、透き通った水がないと本当に良いものは作れないというのがアーミンの信念でした。この場所に開業して間もなく、ロアカーが大切にする混じりけのない本物のクオリティと自然のままを生かした美味しさは、南チロルからイタリア全土、そして、世界へと広がっていきました。

19 75

1975

南チロルから北イタリア全域へ、そして、世界へ

ロアカーのウエハース製品は北イタリアを中心に販売されていましたが、その人気は次第に高まり、中近東、中国、日本のような新しい市場へと出荷されるようになりました。イタリアの空港や観光客に人気の島々で売られていたロアカーの製品は旅行者の目に触れる機会も多く、それが世界に広く知られるきっかけとなりました。 

19 84

1984

ロアカーのキャラクター、小人さんたちの登場

ロアカーの小人さんたちが初めてイタリアのテレビコマーシャルに登場しました。イタリアでロアカーの製品が人気を博したのには、この小さな小人さんたちの大きな力が一役買っています。

19 96

1996

第三世代の参加

アーミンの息子のアンドレアス・ロアカーが全開発部門を担当する一方で、クリスティーネの息子であるウルリッヒ・ズエネッリは販売部門のディレクターと取締役会の代表に就任しました。アーミンのもう一人の息子のマーティンはロアカー・ファミリー・ホールディングの取締役会会長に就任しました。

19 99

1999

東チロルのハインフェルスに新拠点

新しい生産拠点には、当然のように標高1000mに位置する東チロルののどかな渓谷の玄関口にあるハインフェルスが選ばれました。ここもまた、雪をかぶった山々と美しい緑の牧草地の広がる自然が私たちを魅了する場所です。つまり、私たちの製品の混じりけのない本物のクオリティと自然のままを生かした美味しさを反映する風景がここにはあるのです。このような手つかずの大自然の中で作られる私たちのウエハースは、人の五感を満たしてくれます。

20 06

2006

ブレンネロに初のロアカーカフェがオープン

ロアカーカフェを開業することで、ロアカーは1925年当時のベーカリー店としての原点に戻りました。

20 19

2019

アーミン・ロアカーの死去

明確なビジョンを持って新しいことに挑戦してきたアーミンは、この会社を支える柱の一つでした。決まった形にとらわれることのない現実的な彼の考え方は、ロアカーを成功へと導きました。また、新しいテクノロジーを取り入れ、新しい製品を開発し続けた彼の革新的なビジネススタイルは、ロアカーを国際的なブランドに築き上げました。 

「最高の素材を使わなければ、最高の製品を作ることはできない。」 

この言葉は彼の仕事に対する信念であり、私たちにもしっかりと受け継がれています。