持続可能性の実現を目指して

ヘーゼルナッツ、カカオ、バニラ、牛乳が、私たちの製品で使われている主要原材料です。各材料を調達するために、私たちはその持続可能性に取り組むプロジェクトを立ち上げて、農家の人たちの生活環境の改善や、地球環境に配慮した農業を推進しています。ロアカーでは、製品の原材料に遺伝子組み換えの農産物が混入しないように万全を期しています。レシピには、非遺伝子組み換えの原材料が使われています。

ロアカーの管理システムおよび管理方式は、第三者認証機関であるFoodChain IDによって毎年審査されています。

当社で使用している電力は、風力・水力・太陽光による100%グリーンなエネルギーです。南チロルのアウナ・ディ・ソットの工場では、2011年5月にすでに太陽光発電の設備を設置しています。ハインフェルスの工場には、2021年に太陽光発電設備を設置しました。

焼成時に発生する排熱は、全ての製造拠点でリサイクルされています。オーブンから発生する熱は、排熱回復システムによって工場の暖房や温水の熱源として再利用することができます。

提携輸送業者と協業して、ディーゼル燃料の輸送用のトラックを積極的に採用しています。ディーゼル車を利用することで、ＣＯ²の排出量を最大20%削減することができます。今後は窒素ガス燃料（LNG）トラックの利用にも力をいれて、排ガスを100%削減することを目指します。

ロアカーの焼きたての味を閉じ込めて、新鮮でクリスピーな軽さをお客様にお届けするためには、高品質な包装用フィルムは不可欠です。フィルムは湿度や温度変化から製品を保護するだけではなく、法や規制に準じた、厳しい条件を満たすものでなくてはなりません。

私たちはこの数年間で、品質や保存可能期間に影響を及ぼすことなく、包装に使用するプラスチック量をさらに平均して最大15%削減することに成功しています。フィルムはより薄くなっていますが、以前と同等の品質で、外的衝撃、湿気から製品を保護しています。2022年には、グッドネス＆ウェルビーイングシリーズの「マルチグレイン」と「糖質30％オフ」の製品に、初めて紙ベースの包装を導入しました。（日本未発売）

ロアカーでは、数多くのプログラムを取り揃えて、提供することで、従業員の個人として、そしてプロとして成長を支援しています。また、私たちは、従業員の長期的な定着率を向上させるための努力も欠かしません。提供しているプログラムの中には、年次のパフォーマンスレビュー、アカデミー研修プログラム、健康と予防への取り組み、そして、緊急対応チームの訓練などがあります。